土地の造成から造園工事まで〜様々な石を土留めに組んだ、回遊する和の庭
家の建て替えに伴う外構・造園工事をご紹介します。
家側から見た庭。
石を土留めに使って土を盛り、さまざまな種類の下草や木々を植えた現代の和の庭です。
石を土留めに使って土を盛り、さまざまな種類の下草や木々を植えた現代の和の庭です。
敷地が狭く、大した庭は作れないとおっしゃられていた施主様の期待を良い意味で裏切りました。
アプローチや犬走の床掘で出た土を有効に使い目線を高く誘導、
広く感じる空間を作りました。
アプローチや犬走の床掘で出た土を有効に使い目線を高く誘導、
広く感じる空間を作りました。
敷地境界側にはコンクリート擁壁を打ちブロックを積み、庭側は大ぶりの自然石を土留めに使いました。
さまざまな形の石を自然な形に組んでいくのは難しく、そして楽しい仕事です。
さまざまな形の石を自然な形に組んでいくのは難しく、そして楽しい仕事です。
↑施工前の状況です。
庭側から玄関の方向を見たところです。
敷地は昔ながらの板塀で囲われ、プライベートを確保しています。
玄関側から庭へ向かう通用路には自然石の飛び石を打ち、周囲には砂利を入れました。
敷地は昔ながらの板塀で囲われ、プライベートを確保しています。
玄関側から庭へ向かう通用路には自然石の飛び石を打ち、周囲には砂利を入れました。
通用路からの気になる場所への視線は、人工竹垣で遮ります。
園路施工中 | 完成 |
板塀がめぐる堀の木戸が、道路側から庭へ入る庭門です。
庭門入り口の縁石に自然石を配した、洗い出し仕上げの園路。
ゆるやかな曲線を描いて庭の奥へと向かいます。
ゆるやかな曲線を描いて庭の奥へと向かいます。
園路のところどころには石を配し、アクセントにしています。
庭に水を打つと、洗い出しの中の小石やその石が本来の美しい色を取り戻します。
庭に水を打つと、洗い出しの中の小石やその石が本来の美しい色を取り戻します。
美しく、味わいのある洗い出しの表情。
すべて植栽で埋めてしまわずに、お施主様が楽しめる花壇のスペースを設けています。
四季おりおりに咲く草花でも、季節の移り変わりを楽しんでいただきたいですね。
園路に配した石は、回り込んで花壇の縁取りになっています。
四季おりおりに咲く草花でも、季節の移り変わりを楽しんでいただきたいですね。
園路に配した石は、回り込んで花壇の縁取りになっています。
さまざまな色と質感の石の表情が楽しめる、園路沿いのダイナミックな石組み。
園路は入り口からゆるやかに上り、庭の中へ向かっています。
園路は入り口からゆるやかに上り、庭の中へ向かっています。
土を盛った植え込みの植栽以外の部分は防草シートを敷いて砂利を入れ、メンテナンスを楽にしています。
シートを敷き終わり、砂利を入れています | 施工後 |
お庭が広いといろいろな木をたくさん植えたくなってしまいますが、後々の管理のことを考えて、植木の数を絞り、土目を出さずに覆っておくのもひとつの方法です。
庭の計画が変わったり、生活にゆとりができたときには砂利とシートを撤去すれば、あまりコストをかけずにリニューアルしたり、また木や草花を植え足すことも可能です。
庭の計画が変わったり、生活にゆとりができたときには砂利とシートを撤去すれば、あまりコストをかけずにリニューアルしたり、また木や草花を植え足すことも可能です。
通路の飛び石周りにも、防草シートを敷いてから砂利を入れています。
石の間からツワブキが顔を出し、黄色い花を咲かせています。
石の間にはさまざまな下草を植えこんでいます。
年月が経過して石と下草がしっくりと馴染めば、山野の景色のようになっていきます。
年月が経過して石と下草がしっくりと馴染めば、山野の景色のようになっていきます。
石の間から顔を出すシダ | ||||
何もない地面に山野の景色を再現する造園には、やはり石は欠かせません。
今では石を庭に入れるお宅も少なくなりましたが、自然の石を使った景色も、とても良いものです。
私たちはエクステリアから造園まで、お施主様の生活スタイルやご希望に沿ったお庭を提案致します。
どんなことでもお気軽にご相談ください。
今では石を庭に入れるお宅も少なくなりましたが、自然の石を使った景色も、とても良いものです。
私たちはエクステリアから造園まで、お施主様の生活スタイルやご希望に沿ったお庭を提案致します。
どんなことでもお気軽にご相談ください。